「アキレス腱炎」とは?

  1. ランニング障害

~アキレス腱付着部炎とは~

アキレス腱はふくらはぎになる筋群が収束して一本のすじになったもので、踵の骨に付着します。他の腱と比較すると太くて強靭ですが、逆に人間の動作そのものが常にアキレス腱に強い負荷をかけていることになります。アキレス腱炎とは、アキレス腱と踵の付着部に強い牽引力が加わり痛みを伴うことで、更に、踵の付着部の上部では骨の形態上腱と骨が接しているため、圧迫力や摩擦力が繰り返し加わることで腱の変性が進み、痛みだけではなく石灰ができることもあります。

~アキレス腱付着部炎の症状と痛みの特徴~

・アキレス腱と踵の骨の付着部周辺に痛みや腫れがある(特に歩行時、階段昇降時)・足首を上向きに曲げた時に強い痛みがある・上向きに寝た時に痛みがある・アキレス腱付着部またはアキレス腱周囲をつまんだ時に痛みがある

~アキレス腱付着部炎を引き起こす原因~

・踵の骨や足の形の異常(回内足)・仕事やスポーツでの使いすぎ・靴のサイズが合っていない・ふくらはぎの柔軟性の低下

~アキレス腱付着部炎の対処法や治療法~

足の形に合ったインソールを装着、ふくらはぎのストレッチ、患部の安静で徐々に回復していきます。歩行など日常生活でアキレス腱の痛みがなくなればスポーツ復帰を目指しましょう。その際は一気に負荷をかけず、少しずつメニューを増やし、痛みや違和感がないか確認しながら進めていきましょう。例えば、ウォーキング→ジョギング→ランニング→ステップ→ジャンプなど軽い負荷から強い負荷に、短時間から長時間に少しずつ移行していきます。早急に痛みを緩和させたい場合は注射(アキレス腱断裂やアキレス腱の強度の低下などリスクあり)や内視鏡手術という手もあります。

~まとめ~

大切なのはふくらはぎのストレッチを習慣化したり普段の自分の身体の使い方の癖を知っておくことで、身体を痛めないよう予防することです。身体の硬さを自覚されている方はこまめにセルフマッサージやストレッチをし、健康的な毎日を送りましょう。


☆参考文献

医療法人社団 飛翔会 飛翔会グループhttps://www.hisyokai.or.jp

徳島県医師会Webサイトhttps://www.tokushima.med.or.jp

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